子供の時にネイルを学んで能力アップ
大人になってから学ぶのが当たり前になっているネイル。
書道や絵画教室は小さい頃から学べるのに、なんでネイルは、なぜ、大人になってからスクールに通って学ぶのでしょう?
学びたい理由は人それぞれ。
自爪を綺麗にしたい!ネイルのお仕事に就いてみたい!
など様々ですが、実はネイルを学ぶことで、子供たちの様々な能力をアップさせるのに役立つんです。
むしろ、大人から学ぶのではなく、子供から学んだ方がメリットも大きく、才能や興味のアンテナを大きく成長させてくれる可能性を秘めています。
では、ネイルを学ぶことで、子供たちのどういった才能や能力を引き出すことができるのでしょうか?
ネイルを学んで
認知能力をアップ
コロナ禍の影響から、人に合わなくても学ぶことのできる、タブレットを使った学習が子供たちの間で広がりました。
学校や塾、習い事などいろんな場所で使われるようになり、便利になった世の中。
ですがその一方、画面スライドが当たり前になり鉛筆やペンを握る機会が減り、握力低下や筆圧低下につながっている子供達が増えているとのこと。
ある脳科学の分野の先生に教えていただきました。
指先の刺激は脳への刺激になることから、現代のタブレット教育は脳機能の低下につながっている恐れがある
とのこと。
最近の子供たちはタブレットへのタップ一つで選択や答えに導かれ、自身の脳で考えて判断をするという機会がだいぶ減っています。
その結果、自分が何をやりたいのか?どうしたらできるのか?
という思考が育たなくなってきているのです。
さらに、新型コロナの影響で自粛生活により、実際に手に取って触って体験をして考える事が減ったことも、体験を通した脳への刺激が減ってきているのでは?と考えられています。
そういった環境から、何がしたい?何が欲しい?という質問に、わからない!という子供の回答が最近では多く聞かれるように感じるようになりました。
実際、子供だけでなく20歳前後のスマホが普及されるようになった世代のネイリストを育てていると、どうやったらこのデザインになるのか、色を作れるのかなど考えることのできるネイリストが少なくなっています。
このようなことから、少しでも早い段階から指先を動かし、体験を通して考える力を身につけることの必要性を感じています。
コミュニケーション力が伸びるタイミング
小学3年生頃から5年生頃にかけては、第二言語の習得に係る脳が発達するということで、コミュニケーション力に影響が出てくるタイミングです。
会話によるコミュニケーションから、表情やしぐさを伺って共感する脳領域も使われるとのこと。
人と直接コミュニケーションを取る事が減ったり、マスク着用が当たり前になってしまったことから表情を読み取ることが難しかったり共感性の低い子供が増えてきている統計も出ています。
ネイルの仕事の現場でも、お客さまとの会話ができない、何を話したら良いのかわからない、ネイルの提案ができない、というネイリストが増えてきているのを事実感じます。
タブレットやスマホの普及から、人と直接のコミュニケーションが減ってきていることが原因のようです。
社会に出ていく前に、子供や学生の頃からコミュニケーション力を高めるタイミングといえます。
ネイルを通して先生や生徒、親子で会話をし共感し、コミュニケーションを図っていく事が大切だと思われます。
ネイルを学んで広げる可能性
ネイリストになる方法はは以下の方法があります。
- ネイルスクールに通う
- YouTubeなどで独学で学ぶ
- 職業訓練校に通う
の選択がありますが、筆者の私が感じていることは、大人になってから学ぶことは、技術を身につけることはできても、色使いやアートなどのセンスを養う事には時間がかかる傾向があります。
または、センスが養いにくい・・・という事です。
大人になってネイルを学ぶ環境は、スクールに通う場合は仕事してお金を貯めて、仕事の合間をぬって1〜2年かけて通う!というイメージです。
仕事をしながら通う事と、学生の時間や心にゆとりのある頃から習い事として学ぶ、ということはどちらの方がじっくり身につきやすいのか、習い事をした経験のある方ですと想像がつきやすいのではないでしょうか。
また特に、SNSが流行っている現代ですと、沢山のデザインがあることから小さい頃から学んだ方が、想像力豊かな年齢の時を活かして沢山吸収できることができます。
例えばですが、流行りの粘度ジェル!
立体的にデザインを作るものになりますが、学校で工作を学ぶ小学生の間に使い方や技術を学ぶことで、想像力を働かせて大人顔負けのデザインを作るんじゃないかなと思っています。
大人になってから触り始めると、意外と思いつかないことも多々。子供の頃のワクワク感、楽しむ感じを持った頃に触れる事によって、アイディアが膨らんだり自然と身につくことでしょう。
このような習い事での積み重ねが、自然と技術が身につくようになり、大人になってからの仕事にネイリストという選択肢が一つ、増えるのでは無いかなと感じています。
手に技術を持つことは、どこへ行っても仕事になるので一つ持っていても良いと感じます。
まとめ
コロナ禍により、社会環境が大きく変わってきました。
AIも発展し、便利な世の中になっていく一方、直接人と触れ合う、手にとって体験をする事が減ってきました。
そして選択できるものも増えていることから、子供がイヤ!やりたくない!
と言ったらすぐ次のものを与えるという環境に繋がっているケースが多く、我慢を覚える事ができない=欲が育たない=何をしたら良いかわからない、という育ちになっている子供が増えているようです。
ネイルの習い事を通して、親も一緒に楽しみながら子供に興味を持たし、コミュニケーションをとり知的好奇心と創造性を育てることができるのではないかと考えています。