ViViが最初からたくさんの色を用意しないのは、子どもが「好きな色を選ぶ」だけでなく、「ほしい色を自分で作る」経験を大切にしているからです。
色を混ぜる活動で子どもが行うのは、予想する、試す、見比べる、量を調整する、そして作品として完成させることです。5色という限られた材料だからこそ、一つひとつの判断が作品に表れます。
ViViでは、ネイルチップ制作を始める子どもたちに、最初から何十色ものカラージェルを渡しません。基本となるのは、マゼンタ、シアン、イエロー、ホワイト、ブラックの5色です。
5色と聞くと、「少なくないですか」「作りたい色がないときはどうするのですか」と思うかもしれません。けれどもViViでは、その「ない」状態を学びの出発点にしています。
ViViが最初を5色にする理由
完成した色がたくさん並んでいれば、子どもはその中から近い色を選べます。一方、基本の5色から始めると、「どう混ぜたら自分のイメージに近づくか」を考える必要があります。
何色と何色を、どのくらい混ぜるかを自分で考えます。
少しずつ色を足し、明るさや鮮やかさを調整します。
作った色をデザインに使い、最後までネイルチップを仕上げます。
ViViが大切にしているのは、きれいな色を一度で作ることではありません。自分で考え、試し、必要ならやり直して、納得できるところまで近づける過程です。
色を混ぜると、子どもは何を学べる?
色作りの時間には、子どもの考えが小さな行動として表れます。ViViのレッスンでは、次のような順番を繰り返します。
- 作りたい色を思い浮かべる作品のテーマや、自分が「かわいい」「使いたい」と思う色を決めます。
- 混ぜる色と量を予想するマゼンタを多くするのか、白を加えるのかなど、最初の方法を考えます。
- 少量で試してみる実際に混ぜ、予想した色とどのくらい近いかを確かめます。
- 見比べて調整する「もう少し明るくしたい」「青みを足したい」と考え、配合を変えます。
- 作品に使って完成させる作った色をネイルチップに塗り、デザイン全体を見ながら仕上げます。
この流れには、用意された答えを当てる作業とは違う面白さがあります。同じ色を目指しても、混ぜる量や「これで完成」と決める地点は一人ひとり異なります。
5色から、どんな色を作れる?
基本の色を組み合わせ、配合を変えることで多くの色を作れます。たとえば、次のような考え方です。
イエローを増やすと、より黄みのある色になります。
どちらを多くするかによって、青緑から黄緑まで作れます。
マゼンタを増やせば赤紫、シアンを増やせば青紫に近づきます。
少しずつ加えて、自分が使いたい明るさに近づけます。
色が大きく変わりやすいため、ごく少量ずつ加えます。
※実際にできる色は、使用するジェルの顔料や混ぜる割合によって異なります。表は配色を考えるための一例です。
思った色にならないことも、学びの途中
色を混ぜると、いつも予想どおりになるわけではありません。「青を入れすぎた」「白を入れたら思ったより淡くなった」ということもあります。
そのとき、先生がすぐに正解の配合を教えるだけでは、子どもが考える機会は少なくなります。ViViでは子どもの様子を見ながら、「どんな色にしたかった?」「次は何を足してみる?」と考えるための声かけをします。
うまくいかなかった結果を失敗で終わらせず、次の一手を考える材料にする。自分で調整して完成できた経験は、「自分で作れた」という実感にもつながります。
「創造力」は、ひらめきだけではありません
創造力という言葉から、何もないところから突然すばらしいアイデアを思いつく力を想像することがあります。しかしViViが色作りで大切にしているのは、もっと具体的な行動です。
- 自分が作りたいものを思い浮かべる
- 使う色や方法を選ぶ
- 試した結果を見て考える
- よりよくするために工夫する
- 自分で完成を決め、最後まで仕上げる
文部科学省の小学校学習指導要領解説でも、図画工作では、形や色、材料などを基に表したいことを考え、表し方を工夫することが重視されています。ViViのネイルチップ制作は学校の授業と同じものではありませんが、「選ぶ」「試す」「工夫して表す」という行動を大切にする点は共通しています。
ViViで制作するのはネイルチップです。色を混ぜる作業も、完成した色を塗る作業も、子どもの爪ではなくネイルチップに対して行います。
色作りが苦手でも参加できます
最初から色の組み合わせを知っている必要はありません。「何色になるかな」と試すところから始められます。思った色にならなかった場合も、先生と一緒に結果を見て、次に何を変えるかを考えます。
大切なのは、最初から上手に作ることではなく、自分で選び、試し、完成まで進めることです。作品の仕上がりだけで比べず、その子がどんな工夫をしたかも見守ります。
5色の色作りについて、よくある質問
なぜ最初からたくさんの色を使わないのですか?
用意された色を選ぶだけでなく、作りたい色を考え、配合を試し、調整する経験を持ってもらうためです。色数を制限すること自体が目的ではなく、子どもが手を動かしながら考える時間を作ることを目的にしています。
5色だけで、すべての色を同じように作れますか?
5色を混ぜると多くの色を作れますが、市販されているすべての色を完全に再現できるわけではありません。ViViでは完全な再現よりも、配合による変化を観察し、自分が作品に使いたい色へ近づける過程を大切にしています。
色を混ぜるのが初めてでも大丈夫ですか?
大丈夫です。色の知識を暗記してから始めるのではなく、少量ずつ混ぜて変化を見るところから進めます。うまくいかないときは、先生が答えを一方的に決めるのではなく、次の方法を考えられるように支えます。
子どもの爪にジェルを塗りますか?
いいえ。ViViでは子どもの爪に直接ジェルを塗りません。ネイルチップを使って、色作りやデザイン、作品の完成までを学びます。
自分の色を作る時間を、
体験してみませんか?
自宅から参加するオンライン体験と、教室で先生に教わる対面無料体験から選べます。
